Construction of EPO method
エポ工法とは、人孔鉄蓋維持修繕工法と後付工法の総称で、従来別々に行われていた切断・撤去・復旧・養生の複雑な作業を、 1 工程のシステムに合理化した技術です。
大きな特長としては、「環境保全の確保」、「ライフサイクルコストの低減」を実現します。
施工時間の大幅な短縮
維持修繕工法では、マンホールの周囲を円形に切ることで、無駄のない施工を可能にしました。また、一連の工程の見直しと独自の資機材を開発することで、工程の単純化と高効率化、施工人員の削減に成功し、その結果施工時間の大幅な短縮に成功しました。
低騒音・低振動・低粉塵
維持修繕工法では、非常に大きな騒音と振動を伴うブレーカーではなく、騒音と振動の発生を抑えた独自の円切りカッターと破断機を使用します。さらに、円切りカッターを防音カバーで覆うことで、騒音を大幅に低減します。また、舗装の平たん性を確保する事で、人孔鉄蓋周辺の段差に起因する車輌騒音・振動を低減し、環境保全に寄与できます。
耐久性の確保
維持修繕工法では、基層部・表層部の調整工程に、プレキャストのエポリングや、独自開発の復旧材料であるESコンクリート(エポキシ系レジンコンクリート)を使用しており、マンホール周囲の耐久性を大幅に向上させました。
施工性の向上
マンホール鉄蓋の設置を舗装工事後から行うため、表層の舗装作業時に、作業の障害物となる突起物がなく、連続機械化施工ができます。
安全性の確保
マンホール鉄蓋の設置を舗装工事後から行うため、工事期間中の一時交通開放に際し、道路表層部の突起物や段差がなく、二輪車の転倒を防ぎ、歩行者や通行車輌の安全性が非常に高い。
舗装の平たん性の確保
舗装された路面表層に合わせて、ミリ単位の精度でマンホールの位置を調整するため、非常に高い平たん性を確保し、騒音や振動の低減、安全性・快適走行性を確保できます。
耐久性の確保
独自開発材料であるESコンクリートにより、アスファルト舗装と同等以上の耐久性を確保できます。
EEカット工法は、人孔鉄蓋内径φ600mm の維持修繕・後付工法での施工を、φ920mm の小口径切断で「早い、安い、きれい」に行います。これまでのφ1000mm の切断径だけではなく、道路状況に合わせた新たな施工メニューとして、さらに、経済的な工法です。
● 工事による施工面積及び容積の縮小 26%down
● 残塊処分量の削減 26%down
(条件)切断深さ:150mm の場合、アスファルト舗装の単位体積当り重量:2.35t/m³
● 施工時間の短縮 8%down
● 他埋設部への影響低減
隣接している他埋設管等への影響を低減
● コスト削減 17%down
※エポエ法の品質をそのままで「早い、安い、きれい」な施工が可能となり、
周辺環境への配慮が必要な夜間工事などに威力を発揮します。